目の下のたるみとクマの関係について
目の下のたるみとクマには密接な関係があります。
朝、顔を洗おうとして鏡を見たら、自分の顔がなんだか具合悪そう。
「わ〜クマができてる!ここ最近、仕事が忙しくて疲れが溜まってるもんな〜」
・・・と、クマを発見することってよくありますよね。
疲れ顔や老け顔の代名詞とも言えるのが「クマ」と言えるでしょう。
特に、加齢によって目の周りの筋肉が緩んでくると、眼窩脂肪(がんかしぼう)と呼ばれる下まぶたの奥の脂肪がせり出してきます。
その結果、目の下のたるみになって、そこに「影」ができます。
これが「黒クマ」と呼ばれている状態ですね。
今回は、そんな目の下のたるみと黒クマの関係についてご説明します。
目の下のたるみが黒クマを引き起こす?
黒クマの原因となる目の下のたるみは、主に加齢による衰えと、目の下の皮膚に潤いが足りないことから起こります。
たとえば、体の筋肉と同じように、目の下の筋肉も加齢で衰えますし、皮膚は紫外線や水分不足でハリや弾力が減るからです。
そして、黒クマには2つのタイプあります。
- 目の下に膨らみがあって影になっているタイプ
- 目の下にくぼみがあって影になっているタイプ
つまり、凹凸(おうとつ)どちらのタイプなのか?ということですね。
見分け方があるのでご紹介します。
目の下に「膨らみ」があるタイプの黒クマ
目の下をペンやお箸のような「細い棒状」のもので押します。
すると、押した部分の黒い線が消えるなら、膨らみタイプの可能性が高いです。
目の下に「くぼみ」があるタイプの黒クマ
天井の明かりに顔を向けながら鏡を見ると黒い線が薄くなるようなら、くぼみタイプの黒クマの可能性が高いです。
今回は、膨らみタイプの黒クマについて対処法をお伝えします。
目の下のたるみと膨らみタイプの黒クマ
目の下に限らず、皮膚にたるみが出てくるのにはいろいろな原因があります。
まずは、皮膚の構造を支えているヒアルロン酸やコラーゲン、エラスチンや線維芽細胞が減ったり壊されたり、変性することでたるみは起きます。
皮膚の構造を支えているのが真皮層にあるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などです。
たとえるなら・・・
- コラーゲンは皮膚構造を支える「柱」
- エラスチンは柱をまとめる「留め具」
- ヒアルロン酸は、そこにハリや弾力を作る「クッション」
というイメージが分かりやすいでしょう。
そして、それを作っているのが線維芽細胞(せんいがさいぼう)という細胞です。
これらの細胞が、加齢や紫外線、乾燥などによって減少したり、破壊されたりします。
細胞の量は20代がピークで、それ以降はずっと減少し続けますので、気付かない内にお肌は確実に老化しているのです。
目の下のたるみによる「黒クマ」を解消する3つのトレーニング
目の下が膨らんだタイプの黒クマは、眼輪筋を筋力アップしながら、皮膚のゆるみを減らすことが有効です。
そのためには、以下の3つのトレーニングがおすすめです。
眼輪筋トレーニング
(1)まず、軽く目を閉じましょう。
(2)目をギューッと絞るように閉じて、それを5秒間ほどキープします。
(3)そこから、ゆっくりと目の力を抜いていきましょう。
(4)次に、目をパッと開くのと同時に、眉を上方向に引き上げましょう。
(5)それを5秒間キープしたら、ゆっくりと力を抜いてもとに戻しましょう。
上まぶたのトレーニング
(1)まず、眉の上に人差し指を横にして置き、固定します。
(2)固定したままゆっくりと眉を上げていきましょう。
(3)その際、人差し指は上げようとする眉を抑えるような形で固定します。
(4)上まぶたが伸びたのを確認したら5秒間キープしましょう。
(5)ゆっくりと力を抜いてもとに戻しましょう。
下まぶたのトレーニング
(1)まず、「お」という口の形を作りながら鼻の下を伸ばしましょう。
(2)そのままの状態で目線を上に向けて目の下を伸ばしましょう。
(3)さらに目をひそめるような表情をして下まぶたを引き上げましょう。
(4)5秒間キープしたら、ゆっくりともとに戻しましょう。
3つのトレーニングを積極的に取り入れて、目の下のたるみの原因となる黒クマを解消しましょう。