甘いものを食べると目の下にたるみができる?
「甘いものをたくさん食べると、目の下にたるみができる」
と言われることがありますが、本当でしょうか?
糖質抜きダイエットなど、肥満が体に良くないということは巷でもよく話題にのぼりますが、目の下のたるみとどんな関係があるのかは、ちょっと不思議な気がします。
ところが、甘いものを食べるということは、単純に肥満になるだけではありません。
実は、目の下のたるみにも影響していたのです。
ここでは、目の下のたるみと甘いものとの関係について書いて行きます。
目の下のたるみの原因?甘いものによる糖化とは
甘いものが目の下のたるみの原因となると言われる、危険な「糖化」についてご説明しましょう。
私たちの体は、筋肉をはじめ、髪、骨、皮膚などほとんどがタンパク質で作られています。
白米やパンなどで食事をすると、体内のタンパク質が糖と結びつきます。
これを「糖化」といいます。
甘いものは砂糖がたくさん入っているため、最も糖化しやすい食品の一つなのです。
では、目の下のたるみと、甘いものが糖化することにどんな関係があるのでしょうか?
もともと糖化そのものは、食品を調理したりする過程においても起きることです。
ところが、人の体の中では、血糖値が急激に上がって処理できないほど糖があると、たんぱく質と結合して「糖化」が起こるのです。
こうやって生成されたものが、「糖化最終生成物(AGEs)」と呼ばれるものです。
怖いことに、糖化最終生成物(AGEs)は、お肌の弾力のもととなるコラーゲン同士を変性させ、弾力性を失わせてしまいます。
結果として、シミ、しわ、たるみなどの肌の老化を促進させるのです。
以上のようなことから、甘いものを食べることで「糖化」が起こり、目の下のたるみの原因となってしまうんですね。
私も一人暮らしをしていた4年間、食事の代わりに、3食甘いものを食べていた時期がありました。
お恥ずかしながら、20代と若いのに、目の下にたるみができてしまったのです。
目の下のたるみの原因?甘いものによる糖化を減らすには
甘いものによる「糖化」が、目の下のたるみの原因になることはお分かり頂けたと思います。
では、どうやって糖化を減らせばよいでしょうか?
では、目の下のたるみの改善のために、とてもカンタンかつ効果的な方法をお教えしましょう。
ズバリ!食べる時の順番を変えれば良いのです。
たとえば、甘いものが食べたいと思った時、まずは空腹時は絶対に避けましょう。
キチンと食事を摂った後のデザートとして食べることで「糖化」を減らすことができます。
また、食事のときには、野菜など食物繊維を最初に食べましょう。
次に、肉や魚などのタンパク質、最後に白米やパン、麺類などの炭水化物を食べると、さらに「糖化」が減らせます。
ちょっとしたことですが、目の下のたるみ改善のためには、とても効果的ですので、やってみてください。