目の下のたるみと乾燥の関係について
目の下のたるみが乾燥によって起きることは、多くの方が感じていることでしょう。
朝起きて保湿したのに、いつの間にか目の下だけが乾燥していた。
そして、乾燥で小じわができ始めたと思ったら、いつの間にか、目の下のたるみになっていた。
そんな経験をされている方は、かなり多いのではありませんか？
目の下のたるみと肌の乾燥、どちらも嫌なものですが、この2つにはどんな関係があるのでしょうか？
ここでは、目の下のたるみと乾燥の関係についてご説明します。
目の下のたるみは乾燥が原因だった？
目の下のたるみが、肌の乾燥によって引き起こされることは良くあります。
では、なぜ目の下（目元）は乾燥しやすいのでしょうか？
それは、目の下は皮膚が薄くて保湿成分が豊富ではないからです。
肌の保湿は、セラミドなどに代表される細胞間脂質が大きな役割をになっています。
細胞間脂質がカラダの中の水分を吸収して、スポンジのような状態になることで、肌の保湿は保たれているのです。
細胞間脂質は、「角質層」と呼ばれる皮膚の表面にありますが、目の下の皮膚は、他の部位よりも薄いので角質層も薄いです。
そのため、当然のように細胞間脂質も少なくなり、乾燥しやすくなるのです。
肌は乾燥してない（うるおいで満たされた）状態なら、弾力やハリを保つことができます。
しかし、肌の水分量が減少して乾燥が進んでしまうと、一時的に弾力やハリがなくなります。
そんな肌の乾燥状態を続けていくことで、今度は目の下のたるみやシワに発展するのです。
目の下のたるみは、スキンケアを怠っていたり、化粧水やクリームをケチって乾燥しがちな方はできやすいとも言えます。
目の下のたるみの乾燥はどうやって防ぐ？
目の下のたるみの乾燥を防ぐにはセラミドのような「細胞間脂質」を増やすことが大切です。
でも、どうやって増やせばいいの？という声が聞こえてきそうですね。
2つの方法があります。
まず1つ目は、保湿化粧品を使ってケアすることが一番カンタンな方法です。
2つ目に、よく寝ること！
たとえば、細胞間脂質の代表「セラミド」は毎日、肌の中で作られています。
セラミドが一番増えると言われているのが「熟睡している時」です。
なので、ふだん寝不足だった人が、それをやめただけで乾燥が収まることも珍しくありません。
あと、お肌の水分が蒸発するのを防ぐことも大切です。
セラミドを増やすためには肌のターンオーバーが活発である必要があります。
しかし、乾燥肌になると肌の水分が蒸発しやすくなります。
これは、乾燥肌になると角質細胞がやせて、細胞間に隙間がたくさんでき、水分が外に逃げていくからです。
それを防ぐためにも保水をしたら、必ずクリームなどを使って蒸発しないための「フタ」をすることが大切です。