姿勢が目の下のたるみに影響する?!
ふだんの姿勢が目の下のたるみに影響を及ぼすことは、だれしも感じていることだと思います。
たとえば、長時間同じ姿勢でパソコンを利用していたり、ソファーで背中を丸めてテレビを見ていたりして、肩が凝った経験ってあると思います。
このような悪い姿勢を続けると、目の下にたるみができやすいと言われていますね。
じゃあ、なぜ、このような悪い姿勢が目の下のたるみに影響をおよぼすのでしょうか?
今回は、そんな姿勢と目の下のたるみの関係について見て行きましょう。
姿勢が目の下のたるみを引き起こすワケ
実は、姿勢が目の下のたるみを引き起こすのには、明確な理由があります。
分かりやすくご説明しましょう。
「体は1枚の皮でできている」
とよく言いますが、実は骨や筋肉も同じで、顔と体は皮膚も骨も筋肉も全部つながっています。
ちなみに、人間の頭は一般的に考えられているよりもずっと重いものです。
ボウリングの玉くらいの重さと言われていますからね。
そんな顔をカラダより前に出したり、猫背になったり悪い姿勢をとるとどうなるでしょうか?
実は、頭の後ろから背中の方へ伸びている僧帽筋(そうぼうきん)という筋肉が衰えるということが分かっています。
僧帽筋は、顔の皮膚全体を、後ろへ引っ張ってくれる役割を持っています。
そんな僧帽筋が衰えれば、顔の皮膚のハリも失われ、目の下のたるみの原因となるのです。
また、悪い姿勢を続けると、肩甲骨や僧帽筋が凝り固まってしまいます。
骨格には「ゆがみ」が生じますので、全身の血流も新陳代謝も悪くなり、老廃物がリンパにたまってしまうのです。
首の後ろから背中にかけて広がっている僧帽筋に滞りができると、身体からの栄養は顔に行き渡らなくなります。
結果として、もともと非常に薄い「目の下の皮膚」が重力に負けてたるみが起こってしまうのです。
じゃあ、どんな姿勢を取れば、目の下のたるみは出来にくくなるのでしょうか?
目の下のたるみを作りにくい姿勢とは?
目の下のたるみを防ぐには、姿勢に気を配ることも重要です。
背中を真っ直ぐにし、顔は頭の上に乗せるようにし、意識して姿勢を正すようにしましょう。
そうすることで、僧帽筋の衰えも起きにくくなります。
また、仕事で長時間パソコンの前に向かう場合は、1時間に1度は休憩時間をつくりましょう。
ただし、デスクワークが長い人は、それだけだとちょっと不十分です。
できれば、腹筋や背筋を鍛えて、無意識で良い姿勢が保てるようになると良いですね。
肩が凝ってしまった場合は、肩甲骨周りを回したり、軽くストレッチし、リンパの滞りを流してあげましょう。