目の下のたるみが、生まれつき出来ている人?
「目の下のたるみが、私は生まれつきあるんです!」
という方が、私の知り合いにいます。
自分は小学校の頃から目の下のたるみがあって、昔の写真を見ても目の下がプックリしていて、これは生まれつきだというのです。
年齢が高くなってなら分かるけど、自分の場合は若い頃から目の下のたるみがあるので、生まれつきとしか考えられないとのことでした。
あなたは、どう思われますか?
今回は、そんな「目の下のたるみが生まれつき!」と言う人のケースについて考えて見ます。
目の下のたるみが生まれつきと思う人は、どんな人?
目の下のたるみが昔からあって治らないとか、治ってもすぐに再発するという方は「生まれつきそうなのでは?」と一度は思ったことがあるかも知れません。
確かに、目の下のたるみ(クマ)ができる要因の一つに目の大きさや骨格、皮膚の厚さなどが挙げられます。
ご存知のように親の目が大きければ、大きい子が生まれる確率は高そうですし、骨格が良く似ている親子はとても多いと言えるでしょう。
もちろん、生まれつき皮膚の厚さや色が似ている親子もいますから、そういう意味では目の下のたるみも遺伝の要素が含まれるように感じます。
実際、親が目の下のたるみやクマが目立つ場合、子供も同じように悩むことは多いですからね。
また、目の下のたるみは、食生活や栄養によってもできやすくなることがあります。
そのため、いつも同じ食べ物を食べている家族に、同じような症状が出てもおかしくはないかも知れません。
目の下のたるみが生まれつきの場合の対処法は?
しかし、目の下のたるみが生まれつきかどうかは、ある意味では正しいと言えますが、ある意味では、正しくないとも言えます。
基本的に、目の下のたるみやクマの原因となっているものは「眼窩脂肪(がんかしぼう)」です。
眼窩脂肪とは、目の下のプックリとした膨らみを作っている脂肪のことで、加齢によりこれが飛び出すことで、目の下のたるみの原因となってしまうのです。
また、加齢によって薄くなった皮膚が透けて眼輪筋という筋肉が透けて見えたりすることで、目の下のクマとして目に映ってしまいます。
これらのことをしっかりと理解すれば、生まれつきの部分と、そうではない部分がハッキリしてくると思います。
たとえば、眼窩脂肪は、眼輪筋のエクササイズなどによってスッキリさせることができます。
また、黒く見える「目の下のクマ」もリンパマッサージや食生活の改善で徐々にではありますが改善できると言えます。
そういう意味では、目の下のたるみが生まれつきだと諦めてしまうことは、非常にもったいないことだと言えるでしょう。