目の下のたるみと甲状腺の関係性について
目の下のたるみと甲状腺が関係するというのを聞いたことはありませんか?
年齢を重ねるとハリや弾力が無くなり、目の下のたるみも目立ってきますね。
最近、目の下のたるみや脂肪のふくらみが前より気になってきた・・・なんて人は多いでしょう。
しかし、目の下のたるみが、年齢によるものではなく、甲状腺と関係があるとしたら話は変わってきます。
今回は目の下のたるみと甲状腺についてのメカニズムについてご紹介していきたいと思います。
目の下のたるみと甲状腺が関係する理由は?
目の下のたるみと甲状腺が関係すると言われる理由はどこにあるのでしょうか?
まずは、甲状腺について見て行きましょう。
目の下のたるみの原因となる甲状腺について
まず、甲状腺の場所ですが、女性は「のど仏」の下・鎖骨の上にあり、男性は首の付け根くらいにある気管で、蝶のような形をしています。
甲状腺の役割は、体内の甲状腺ホルモンを分泌しタンパク質・脂質・炭水化物を甲状腺ホルモンと変え、新陳代謝など身体活発に大きく関与しています。
また、代謝促進のほかにも、胎児期や幼児期の成長をうながす役割や、自律神経にも大きな関わりを持っています。
では、目の下のたるみと甲状腺は一体どんな関係があるのか早速見ていきましょう。
目の下のたるみと甲状腺の関係はバセドウ病にある?
バセドウ病という病気を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
バセドウ病は女性に多く見られ、甲状腺ホルモンが過剰に作られる病気です。
症状としては、以下のようなことがあります。
- 動悸・息切れ
- 手足や体の震え
- よく汗をかく
- よく食べているが太らない
- イライラしがちで集中力がない
- 昼寝の回数が増える
- 便秘
- 生理不順
- のど仏の下が腫れる
- 眼球が突出してきた
このバセドウ病の1つの症状でもある眼球の突出が、目の下のたるみに関係があると言うことになります。
甲状腺の病気であるバセドウ病になると、眼球の周りにある筋肉が炎症し目の周りにある眼窩脂肪も一緒に腫れてきてしまいます。
そのため、目の下がたるんだように見えてきてしまう場合があります。
このように目の下のたるみと甲状腺には大きな関わりがあるのです。
目の下のたるみが甲状腺のバセドウ病だった場合は?!
目の下のたるみの原因が甲状腺のバセドウ病だった場合、どうすれば良いのでしょうか?
甲状腺ホルモンが過剰に分泌し、目の下のたるみが悪化し放置しておくと、不整脈や心不全と言った心臓病を引き起こす場合もあります。
しかし、甲状腺の病気は、自然治療する病気ではありません。
ですので、目の下のたるみ・膨らみ、甲状腺の腫れと言った症状が出た場合は、必ず病院で診察を受けるようにしましょう。
目の下のたるみや膨らみが気になる場合は、形成外科で治療を行うこともできます。
薬の服用法や手術方法を専門の医師とよく相談し、しっかりと治療していきましょう。
バセドウ病の原因ははっきりとは分かっていませんが、タバコは甲状腺ホルモンの分泌に悪影響を及ぼします。
タバコは目の下のたるみにも良くないので、甲状腺への影響と合わせても、控えた方が良いでしょう。